一度は映画化の話はあったものの、
色んな理由により制作中止になった映画を5作品紹介します。
予算オーバーで制作中止になった映画から、
信じられない理由によって制作中止になった映画もあります。
信じるか信じないかは各々の判断におまかせします。
AKIRA~実写版~ <2021年?>

1988年に公開された日本のアニメ映画「AKIRA」の
ハリウッド実写映画化の話が出たのは、2008年のことでした。
アメリカでも人気が高い「AKIRA」の実写映画化は、
多くのクリエイター達の興味を引きました。
一時期は主演俳優や監督も決まり、
いつでも撮影できる状態にまで持ってくることができたものの、
制作は中止となりました。
中止になった理由は、予算と映画の方向性が決まらなかったからと言われています。
独特の世界観を現実のものにするのは、ハリウッドの力をもってしてでも難しかったようです。
セックス・アンド・ザ・シティ3 <2019年>

「セックス・アンド・ザ・シティ(以降SATC)」は海外ドラマの映画化で、
過去に2作品制作されました。
いずれも大ヒットを記録したものの、3作目は制作中止となりました。
理由は出演者の1人であるキム・キャトラルが、
自分が出演する作品のプロデュース契約をしないなら、
SATCに出ないと突っぱねたためと報道されています。
しかし、キム・キャトル本人は報道を真っ向から否定。
要求は全くしておらず、単に「出演はしません」としか言っていないとのことでした。
真相はわかりませんが、出演者達との人間関係が
希薄になっているのは確かなようです。
顔を合わせれば喧嘩という間柄ではないものの、
一緒に遊ぶ関係ではなかったとのことでした。
トップ・ガン2(仮) <2012年>
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「トップ・ガン」はアメリカ海軍青年の青春を描いた名作で、
トム・クルーズの出世作にもなりました。
主演を務めるトム・クルーズも乗り気で、
制作は順調に進められると思った矢先に、
1作目で監督を務めたトニー・スコットが自殺。
続編制作は中止になりました。
「トップ・ガン」の続編は、トニー・スコットも乗り気だったと言われています。
しかし、トニー・スコット監督の悲劇から8年経った2020年に
「トップガンマーベリック」が公開予定です。
主演を務めたトム・クルーズはもちろんのこと、
ライバル役を務めたヴァル・キルマーの続投も決定しています。
Midnight Rider(ミッドナイトライダー) <2014年>
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グレッグ・オールマンの伝記映画になるはずでした。
グレッグ・オールマンは、バンド、オールマン・ブラザーズ・バンドの
ボーカルを務めていた人物です。
来日もしており、日本武道館でコンサートを開催したことがあります。
制作中止の理由は、スタッフの死亡でした。
鉄道橋で撮影が行なわれましたが、
途中で電車がやって来てスタッフ達を巻き込んでしました。
最終的には7人負傷、1人死亡という結果に…。
でも話は終わりません。鉄道橋での撮影は無許可だったのです。
無許可での撮影でしかも死傷者が出てしまっては、
撮影なんてできるはずがありません。
監督は過失致死で起訴され、懲役2年の判決が下されました。
Atuk(アトゥック) <1983年~1998年>
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今回紹介する映画の中で、
最もヤバい理由で制作中止になったのは「Atuk」でしょう。
あまりのヤバさから「呪われた映画」として、都市伝説にもなっています。
内容はエスキモーの「アトゥック」が、
ニューヨークに移り住むコメディ映画です。
主役として抜擢されたのは
「ブルース・ブラザーズ」で人気となった、ジョン・ベルーシでした。
しかし1983年に、薬物過剰摂取の疑いで死亡。
ジョン・ベルーシの次に主演俳優として白羽の矢が立っていた
スタンダップコメディアンのサム・キニソンは、
映画撮影に向かう途中で交通事故にあい死亡。
立て続けに主演俳優2人が亡くなっては、映画撮影どころではありません。
数年後に再び「Atuk」の映画化の話が持ち上がります。
新たに主演俳優として指名されたのは、ジョン・キャンディでした。
彼は就寝中に心臓発作に襲われ、死亡します。42歳という短い生涯でした。
そしてジョン・キャンディの次に主演俳優に決まったクリス・ファーレーは、
薬物過剰摂取で死亡。
主演俳優になった人物が4人連続で亡くなると、
さすがに誰も主演俳優をやりたがりません。
しかし「Atuk」の映画化は、なおも推し進められます。
5人目に主演俳優として指名されたフィル・ハートマンは、妻に射殺されました。
なお犯人である妻は、後に自殺しています。
フィル・ハートマンの悲劇以降、映画化の話はなくなりました。
にわかに信じられない話でしょうが、全て実際にあった出来事です。
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